憧れの上司がいるということ
「あの人のようになりたい」
そう話す目の奥には光があります。
企業内面談において、「憧れの上司」の存在を語られるとき、心が動かされます。
「人は人。自分は自分」「ロールモデルはいなくても良い」
このような価値観が受け入れられやすいような昨今。
新人時代、厳しくも温かく指導されたご経験のある方が、
「あの人を尊敬している」「あの人に恥じない仕事をしたい」とおっしゃいます。
あるいはご自身が管理職になられてから
「あのときの上司の意図がわかった」「あの人だったらどうしただろう、と折に触れて考える」と内省されます。
憧れの上司がいる。
それは、個人のモチベーションを高めるだけでなく、仕事人としての姿勢や価値観を自然と引き上げていく強力な力を持っています。仕事観が次の世代へとつながることで、組織文化は静かに、確かに、継承されていくのだと伝わり心が震える瞬間です。
スキルやノウハウの習得も確かに重要です。しかし、ふとした瞬間に周りの人を観察し、その思慮の深さや仕事への誠実さに触れたとき、人は「この人と、このチームで、仕事したい」と心から願うのではないでしょうか。
「人の魅力」が波紋のように広がり、受け継がれていく。
「うちの会社、思っていた以上にいいチームだな」 社員がそう実感できる土台がある組織は、結束力があり、変化にも強くしなやかです。
企業内の個別キャリアコンサルティングでは、静かな対話を通して自分自身と深く向き合い、思考を言葉にしていただきます。そして、潜在的な想いを、行動へと変えていく時間です。
「憧れ」が「志」になる。その声を聴くたび感動させられ、周りをも動かす大きな力になることを確信しています。

